手書きの領収書
手書きの領収書はインボイスとして認められ、仕入税額控除できるのでしょうか?
答えはできます。
手書きでもインボイスの要件をクリアすれば仕入税額控除が認められます。
レジのシステムを用意していない会社で何か買った時、手書きの領収書でも大丈夫ということです。
しかし登録番号以外で領収書の記載で見落としがちな点があります。
インボイスの番号があるだけではダメ
ある飲食店の手書きのレシートが以下のようなものでした。
これにインボイスの登録番号のハンコが押された領収書です。
番号があるから一見よさそうですが、国税庁で出している領収書の要件を1つだけ満たしていないため、正確にはこの領収書ではダメです。
※国税庁が出しているインボイスの例
1つだけ満たしていないもの、それは⑤税率または消費税額の記載のところです。
店内飲食だったら、
・10%
・支払額が3300円だったら消費税の300円
のいずれかが書かれていなければいけません。
細かいですが、もし税務調査があったときにたったこれだけのことで否認されたらもったいないです。
個人の飲食店などでインボイスの領収書をいただくときぜひ注意してください。
またテイクアウトの飲食や、個人のスーパーで食物を買った時には、さらに軽減税率(8%)の区分をした領収書じゃなければいけません。
手書きの領収書を渡すような店に行かない
そもそもですが、手書きの領収書を渡すようなお店で支払いをしないというのが一番良いと思います。
要件を満たしてる領収書かいちいち確認しなければいけませんし。
飲食するなら大手チェーン店とかを利用しましょう。
だいたいインボイスの登録してるし、ちゃんと要件をみたしたレシートが発行されます。
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