修正力
税理士試験を攻略する力として、「修正力」というのがあると思います。
この修正力というのは、
・本番の試験での臨機応変な対応力
・日ごろの勉強の仕方を修正していく力
の二つがあると思っています。
今回は、後者の日頃の勉強の仕方を修正していく力について書きたいと思います。
勉強の仕方の修正
みなさん税理士試験の勉強は独自にやっていますか?それとも大原やTacのカリキュラムにのっとって勉強をしていますか?
基本的には、習う順番は、各資格の学校の予定表通りでいいと思います。
予定表通りにこなしていけば、序盤の確認テストではいい点が取れると思います。
しかし、一通り学習を終えた後、より実践向きの問題演習では点数が取れなくなってくると思います。
ここで初めて勉強の仕方を修正することとなると思います。
序盤のほうの確認テストでは、直前にやった理論問題や基本的な計算問題が多いためふつうにやることをやっていた人ならば点数が取れました。
ただ問題の出題の範囲がなく、理論はただの条文の書き出しではない問題が、計算は時間内では解けないような問題量が、直前期(5月くらいからの期間)では出題されます。
初学の人はここでつまづく人が多いと思います。
点数がとれない時期が来ます。
ですが、ここで点数は取れなくてもよくて、そのあとの復習が大事です。
そして、いままでの勉強の仕方を修正する必要が出てくると思います。
・理論暗記だけに集中して意味を理解してなかった→意味の理解をしよう。
・一言一句の暗記をしていたが、いざ問題を解こうとすると書くスピードが遅くて時間が足りない→正直意味が通ってれば一言一句の暗記じゃなくてもいいのではないか?
・難しい問題に時間をかけすぎてしまった。→本番を意識した問題の解き方をしよう。
・計算問題をすべて解こうとして解答必須の論点を取り逃してしまった→問題の解く順番を変えよう。メモの取り方を変えてみよう。
こんな感じで、一通り学習の範囲がすんだら自分の問題の解き方を修正する作業が必要になってきます。
ここで修正をせずに、いままで通りのやり方でやっていると点数が伸び悩む可能性が高いと思います。
模擬試験のどこかでいい点数が取れないとモチベーションが下がるので、特に7月の模擬試験までには、上位に食い込めるようにしたいですね。
各科目の勉強方法
また、科目によっても、勉強の方法が変わると思います。
たとえば法人税と国税徴収法では全然勉強の対策が違うと思います。
理論の勉強の仕方として、
・法人税は範囲が広いので、薄く広く理解する。重要な理論は完全暗記する。重要じゃなさそうな理論は、タイトル上げは必ずできるようにはしておく。
・国税徴収法は範囲がせまいので、すべての条文の完全な暗記と深い理解が必要。
科目の特性は、各資格の学校の先生にもよく聞くとよいですね。
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